高野ひと深/「す」のつく言葉で言ってくれ-BL漫画感想。ピュアなナルシストが好き。

天然ナルシストに怖いものなし!?シリアスとコミカルのバランスが良い作品

今日は私が最初に作ったオススメ55選でもあげた作品です(o^―o) 絵柄も好きなのですが、やっぱり天然ナルシストの会長がいい味だしててクスクス笑えながら読めるところがいいです。

内容はコミカルなだけではなく、ちょっとシリアスな展開も見せます。そのバランスが良かったなぁと思いました。

というのも、ちょっとくらい過去をもつ相手の後輩くんがその先輩のちょっとズレたところに救われていくのがわかるのですよね。そしていつまでも引っかかって取れなかった過去との決別。

うふふと笑いならが終わるのではなく、ちょっとジワリとするような部分も持ち合わせていてとても心に残りました。この2人・・・・もう少し見たいのですが続編はないのでしょうか。

コミックス情報


リブレ出版(2016/5/10)

4 クスッと笑える

作品内容
ナルシストな元生徒会長・北橋の悩みは、自分のことが「好き」(に違いない!)な生徒会の後輩・乙坂が告白してこないこと。乙坂の大学進学を機に同居が決まり、いよいよ告白か!?と思いきや、乙坂に「ゲイ仲間」だと勘違いされる事件が発生!? 更に、恋愛対象外宣言までされてしまい――!? 本心が見えない謎多き後輩×妄想気質な愛され系会長のハイテンション&ピュアな恋愛奮闘記! 《電子限定の描き下ろしページも追加収録!》

 

先輩・後輩 ナルシスト 言えない秘密 きゅんあり
乙坂(後輩):人に秘密の過去を持つ。ゲイ
北橋(先輩):ナルシスト。思い込みが激しい

 

内容紹介

ナルシストな元生徒会長・北橋の悩みは、自分のことが「好き」(に違いない!)な生徒会の後輩・乙坂が告白してこないこと。乙坂の大学進学を機に同居が決まり、いよいよ告白か!? と思いきや、乙坂に「ゲイ仲間」だと勘違いされる事件が発生!? 更に、恋愛対象外宣言までされてしまい――!?
本心が見えない謎多き後輩×妄想気質な愛され系会長のハイテンション&ピュアな恋愛奮闘記!《電子限定の描き下ろしページも追加収録!》

「す」のつく言葉で言ってくれ・Contents

◆「す」のつく言葉で言ってくれ 1話~5話
◆鈍色の日々
◆フラッシュノイズ
◆あとがき
◆電子限定描き下ろし

Total:215P(表紙等含む)

ナルシストの恋は実は一途

(間違いなく俺に惚れている)

そんな冒頭から始まったこのストーリー。そう・・・

会長さんはナルシストで思い込みが激しいの・・・。

ナルシストはナルシストなのですが、それにふさわしい高野ひと深さんの絵柄もいい味を出していると思います。。とても素敵な絵柄(n´ω`n)。

そんな会長はずっと乙坂くんに好かれていると思い込んでいるのですが、そう思い込む時点でもう乙坂君の事が気になって仕方がないという展開なのです。

思い込みである「彼に好かれている」というのとは逆(本当は自分の方が)の展開でドタバタなコメディタッチなところがまた魅力的で読んでいて飽きないのが魅力のひとつ。

「おまえ 何か俺に は 話はないだろうか」

卒業式に思い切って聞いてみたのですが、乙坂くんは「先輩髪の毛切ったでしょ」とだけ返事をしています。

ですがこのセリフはまた最後の最後で生きてくるんですよ!そこはぜひ注意しながら読んでもらいたい箇所です。

そんな2人は何かあるというわけでもなく、会長は卒業することに・・・。

卒業して大学生になり意外にも彼女ができて同棲までしていた会長くんですが、ある日バッタリと乙坂くんに出会うんです。ここからまた彼らの物語が動き始めます。

動き始めるのですが、本当に会長の言葉と心が裏腹ですっごく面白いので是非注目して読んでみてください。笑えます!
乙坂くんが自分の事を好きだと思い込んでいるけれど、読んでて会長の方が彼を好きな事がダダ漏れだしクスクス・(´艸`)ウフフってなりながら読めます!

そして、この作品をピュアだと書いたのは、主に会長が・・・です。反対に・・・・乙坂君の方はピュアとな一面も持っているけれど人には言えなかった過去というものがあるのですよね。

それでもずっと胸に引っかかってたトラウマのようなものが、会長と再会して接するうちに少しずつ癒されていくような展開は良かったですね(o^―o)

乙坂くんと会長の出会い

途中、高校生時代の回想が入ってきます。この時の乙坂くんは・・・ちょっと切ないですね。誰にも言えない秘密を持っていて、そのことに対して嫌だ嫌だと思っていてもどれが本心なのかわからなくなってくるんです。その自分の気持ちに対して「肯定」の言葉を投げかけてくれた会長。このことはきっと乙坂くんの気持ちを軽くしたのかもしれないけれど、同時に苦しめてもいたのかもしれません。

これは本編が終了したあとに収録されている「鈍色の日々」を読むとすごく伝わってきます。鈍く鈍く読み手にもどっしりと重く残るようなそんなストーリーでした。。。

これを読むと、実はやはり先に好きになったのは乙坂君の方だったのかもしれないなぁと思ったりもしました。コーチのことは確かに好きだったのかもしれません。それでも乙坂くんにとっての会長も存在自体がとても大事だったのだと思います。

会長は会長でいつもへらへらしているのに本心から笑っていない乙坂くんが気になってだんだん好意に繋がっていったのでしょうが、この2人は知らず知らずのうちに惹かれ合っているパターンだなぁと思いました。

ピュアなラブコメディとやや不満

乙坂くんの過去はかなり重く、どんよりした気持ちになるのですが、基本は会長のキャラもあってかピュアさのあるラブコメディになっています。

ひとつ不満があるとすれば・・・・先ほど書いた「鈍色の日々」を持ってくるのは最初の方が良かったと思うんですよね。最初に乙坂くんのストーリーを持ってきて徐々に乙坂くんが自分の中の重荷を下ろしていくストーリーの方が読後感がよくなったのではないかと思います。

どうしても・・・本編はきゅん💛で終わったのに最後に「鈍色の日々」を持ってきたがためにずっしり重たい何かが残ってしまうんです。ラブコメだけに終わらない点ではかなり評価はしたいのですが、できればクスっとして笑いながら読み終えたかったなぁと思いました。

Conclusion

総合的に考えてみれば、ライトな感じで読める作品だと思います。ただ、何度も書くように乙坂くんのエピはちょっとずっしりとくるかもしれません。
会長のみを見てみればとっても面白くて可愛らしくていいキャラだなぁと。。。

そして、よくわからないのが元カノの弟くん。お姉ちゃんに執着するのはいいけれどやっぱり酷いかなぁ・・・・。最後はいい子になっているけれど、ちょっと無理矢理感が否めなかったです。世間狭いな・・・・とちょっと思いました(笑)

クスっと笑えてちょっと切なさもありきゅんとなれる作品をお探しの人はぜひ読んでみてください。ただし・・・この2人はエロはありません(;´・ω・)続編希望です・・・・。