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BLコミック感想

木下けい子【ひねもすのたり君と僕】BLコミックス感想

幼なじみBL。惚れっぽい相手を思い続けるのは辛いはず・・・
こんにちは。藤雪です。木下けい子さんの2016/4/25 に発売されたコミックスが電子配信されたので読みまして。それを忘れぬうちにUPしようと思います(n´ω`n)

ひねもすのたり君と僕/コミックス情報&評価チャート

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木下けい子/徳間書店Chara

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ひねもすのたり君と僕 木下けい子 評価

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ひねもすのたり君と僕はどんなストーリー?

【電子限定版】描き下ろし番外編「よーちゃんという人」収録。●「何度だって泣いていいよ。俺がなぐさめてあげるから」――長屋のお隣同士で暮らす幼なじみの尚之(なおゆき)に、ずっと片想いをしている洋(よう)。けれど、情が深くて世話焼きな尚之が惚れるのは、しっかり者の洋とは真逆のダメ男ばかり!! 俺ならなおちゃんを幸せにするのに…隣で歯がゆく見守ることしかできなくて!?(amazon.co.jpより)

ひねもすのたり君と僕のコミックスのイメージ

受ビッチ(惚れやすい)・攻めちゃくちゃ一途、 幼なじみ  モヤモヤ展開➡かわいいなぁ

[aside type="warning"] 木下けい子【ひねもすのたり君と僕】の感想は続きから読んでくださいね。感想にはネタバレ含みますのでご注意ください。[/st-mybox]

この作品の見どころ

この作品はね・・・途中まではじれったくてじれったくて。洋ちゃんの辛抱強さに脱帽です(;'∀')
そして。。。なおちゃんが何というのでしょうか・・・恋愛体質のビッチちゃんなんです。

純愛・一途モノとしては洋ちゃんいなかったら記事書いているかしら?と思ったのですが、最後の最後で尚ちゃんの気持ちを知ってそうだったのねぇと。

幼なじみで大切な存在で幸せを願っているからこそ、一線を引いていたのだなぁと。
それでもやっぱり近くにはいたい、隣が心地いい・・・モヤモヤハラハラしたものの、洋ちゃんのかわいらしさいじらしさがやはりポイント高いと思った作品。

ひねもすのたりの意味

「ひねもすのたり」ってタイトル難しいですよねぇ~。ひねものすたり?ひねも、すのたり???ってなっちゃいます。ひねもすのたりっていうのは、「終日」と書いて読むのだそう。ゆっくり、ゆったりとしたさまを表す言葉のようですね。ゆっくりじっくりのんびりしている君と僕って意味でしょうか。

もっとわかりやすいタイトルだといいのですけどね。ちょっとややこしいですよね(笑)
与謝蕪村の俳句にも使われているようです。

知らぬは罪

はい・・・・読み始めてすぐに読者としては洋ちゃんはなおちゃんが好きだと気が付くのですけれど・・・なおちゃんは情にあついと書かれてて「そうかしら」と思ってしまいました(笑)
とにかく惚れっぽい!!!単純な人なのでしょう。

それに・・・好きで大切な洋ちゃんのいる部屋のそばでおっぱじめる!?!?なおちゃんなら声が聴こえるとかわかっているはずだし。。。それに洋ちゃんがそんな状況にびくともしなくて達観してて驚く事ばかり(;'∀')

何度泣いてもいいよ、俺がなぐさめてあげる 家族だから

最初はこのような家族愛に似た庇護欲から愛情に変わったのかもしれませんね。
しかし・・・よーちゃんの気持ちを知らないとはいえ、なおちゃんはとんだ罪作りさんですワ。。。

もう恋なんてしないと言ったそばからあの人いいな、この人いいな・・・となっちゃうのはイライラ(笑)洋ちゃんは何度なおちゃんに向かって「もっといい男いるよ」と言ってきたのでしょうね(´;ω;`)

それに本当に終盤まで「知らぬは罪」ですねぇなおちゃん、グサグサと洋ちゃん傷つけてます(笑)

出来の悪い子ほど何とやら

ほんと今回のストーリーはこれにつきます。

洋ちゃんの気遣いや努力を何も知らないのにへらへらしているなおちゃんに腹が立った人~?(は~い!!)
いやいやこれはね、木下けい子さんの作品の面白さですよね。無知でのらりくらり、惚れっぽくてダメな男にすぐひっかかる。これは冒頭に書いてありました。その通りのなおちゃんでございます。

キャラぶれすることなくしっかりそのように描かれてて、イライラさせられるのは当然のことですよね。イライラしちゃうのは作品に入り込んでいるからです。

いやぁ・・・この作品を読んで「なおちゃんかわいいなぁ」って思える人もいるでしょうね。私もそのように読めたらもっと楽しいかもしれません(;゚Д゚)もうずっとずっと「なおちゃんしっかり!!!また惚れるんかい!」と思いながら読んだので洋ちゃん・・・大丈夫かしらと。

でも洋ちゃんは庇護欲が強い子だから余計に出来の悪い(恋に関して)なおちゃんが逆にかわいくてかわいくて仕方がないのかもしれません。それにきっと変な奴につかまれば泣いてまた自分のところに帰ってきますからね。

この「必ず自分のところへ帰ってくる」というのが洋ちゃんの精神安定剤的は役割と果たしているのかもしれません。

それでもなおちゃんの「俺頼るより頼られたいの」「面倒見る方が好きなの」という言葉が洋ちゃんを傷つけたりしますよね。なおちゃんの好きになる奴は俺とは似ても似つかないやつばかりだと・・・。

裏で手をうつ洋ちゃん

読み進めていくと、また新しいなおちゃんの彼がダメ男でして(;'∀')よくまぁここまでダメ男に引っかかるなぁ~と。普段は別れるまで待ってるであろう洋ちゃんが今回ばかりは(オーディション男)裏で手を打ちます。

100万現金で払うから別れろと。これに乗った彼はなおちゃんと別れてしまうのですが。。。

これはね、なおちゃんがこの男の為に深夜バイトをしているからこその対応ですね。寝不足で働いてもいいように扱われて・・・・そりゃ「家族」だと思ってたら腹もたちます。

しかし!この彼に100万渡して「なおちゃんに言ったら殺す」と話す洋ちゃんが男らしくてきゅんとなりました(n´ω`n)

次から次へと・・・

本当になおちゃんは懲りなくてですねぇ・・・ほんっと~にイライラ。ここまで来たらもう洋ちゃんほかの人のとこ行ってしまえばいいのに!そうしたら存在の大きさになおちゃんも気が付くでしょ~と思わずにはいられませんでした(笑)

ほんとすぐに惚れちゃうのね。次はやくざさん。
でもこのやくざさんは割といい人でした。嫌いじゃない(笑)

このやくざさんのおかげできっと尚ちゃんもわかったんだと思うのよね。「洋ちゃんと離れられない」と。

結局はこれまた洋ちゃんが動いてくれて2人は見つかったのですが。。。
どうでもいいのですけどね、ベンチに恋人と座ったら(永遠のベンチ)永遠に結ばれるって言って座ったのに速攻破局してて銀次さんかわいそう・・・と思わずにはいられませんでした(笑)
迷信を信じるやくざさんかわいすぎです!ぜひ銀次さんで次は読みたい!

なおちゃんの幸せを見届けるまで

洋ちゃんの愛はきっとなおちゃんとどうこうなりたいとかではなかったのかもしれませんね。なおちゃんが幸せになってくれれば自分は身を引ける、そう思って接してきたのかも。

最後の最後で登場してきた男の人が今までとタイプの違う人で、絶妙な当て馬くんでしたね(銀次さんのほうがすきだけど!)
そしてこの彼は尚ちゃんの所有する長屋へ引っ越してきます。なおちゃんのことを本当に大切にしてくれる人が現れてしまったと感じた洋ちゃんは引っ越しを決意してしまいます。

徐々に動いてきたなぁ~と。。。やっぱりいったん離れないとダメなんですよねこの2人。

なおちゃんの本当の気持ち

ダメダメななおちゃんでしたが最後に見せ場がありましたね。終盤のなおちゃんの気持ちを知ってそういうつもりだったのねぇ~と。
井上さんが直球で尚ちゃんに言います。

そろそろよーちゃん離れしませんか?

君がよーちゃん離れしないと彼は君が心配で離れられない。君はそれを知ってて今までダメな男と付き合ってきたんだ、そういうのですが・・・今までへらへらしてたなおちゃんがここで声を荒げます。

ちがう

ようちゃんの幸せを願ってて、結婚して子供ができたら抱かせてもらって・・・・そう話すなおちゃん。ようちゃんは男を好きな自分とは違うからそうならないといけないと必死で訴えます(´;ω;`)

それでもそう願っててもきっとなおちゃんは洋ちゃんが手放せなかったのでしょうね。洋ちゃんの性格を知っててずっと自分から離れないようにしてきたのだと思います。

そんなに大事な人ならあなたが幸せにしてあげたらいいじゃないですか?

この井上さんの言葉に、尚ちゃんは自分にはできないと言います。世の中2つにわけるとしたら自分は男だからよーちゃんを幸せにしてあげることができない人間だと。

ここら辺、矛盾だらけなのですよね。本当に。
幸せになってもらいたいけれど手放すこともできない・・・でもそれはそれで当然のことなのかもしれません。ようちゃんもなおちゃんの幸せを願っているけれど、自分が幸せにしてあげたい!そう思うまでには至らなかったわけですし。(自分は対象外だと思い込んでるからでしょうか)

それでも洋ちゃんは、なおちゃんの前に現れた井上さんを見て離れることを決心したのですけどね。結局はなおちゃんの方が離れられないのだと終盤を読んでわかりました、、、。

気持ちを口にさえすれば・・・

この2人・・・本当は長い間両片思い。だったのかもしれませんね。
ようちゃんが救急車で運ばれて手術を受けることになってしまいます。この件がきっかけでようちゃんもなおちゃんに素直に気持ちを伝えるのですね。

二人がもっと気持ちを早く口にしてたら・・・洋ちゃんもこじらせないでよかったし、なおちゃんもダメ男に引っかかって泣かずにすんだのに・・・と。幼なじみモノのよくあるパターンですが、きっかけがないと動くことができないというのが幼なじみモノの面白いところ!

ようちゃんがかわいすぎる!

終盤は本当にようちゃんのかわいらしさに★5をあげたい。私、この終盤のようちゃんがなかったら読後感も満足度も一途度ももっと低かったかもしれない。

何がいいって、ようちゃんはもう中学からなおちゃん一筋でほかに好きな人なんていなかったからまさかのDTだったんですΣ( ̄□ ̄|||)こういうの大好物です!!!

そして・・・こじらせるきっかけになった出来事が最後に描かれていましたね (´;ω;`)ウゥゥ

中学生の時に尚ちゃんが男の人が好きだと告白した時の事・・・。なおちゃんのひとことで拗れていったんだね・・・・と。やっぱりなおちゃんが悪いんじゃん!ヽ(`Д´)ノプンプンと勝手にまた怒っちゃいました(笑)

二人のエロは・・・ようちゃんが大切にしているのがわかりましたね!かわいらしかったです★
そして描き下ろし!

何でよーちゃんてモテないのかな?といなおちゃん。

だってこんなに優しくて世話好きでかっこいいのに

 

それ全部なおちゃんにだけだから なおちゃん専用なの

はよかった!!!ようちゃん最後の最後までスキなキャラでした💛

まとめの感想

終盤までは尚ちゃんにイライラしていたのに、読後感は驚くほど良いです。これもようちゃんの一途さのおかげでしょうか。。。感情移入はですね~、ようちゃんもなおちゃんもちょっと不思議な感覚でお互いを見てたのでしにくかったというのもあります。後半に向けてようちゃんには感情移入してしまうという場面もあるのですが、やはりすぐに尚ちゃんがくっついてきましたのでね(笑)

あれほど自分はようちゃんのことを幸せにはできない人間だと言っていた尚ちゃんがあっさりとようちゃんの告白を受け入れてたのには「????」でしたけども。要は・・・なおちゃんは怖かっただけなのかもしれませんね。ようちゃんをノンケだと思い込んでたのかも。

木下けい子さんの作品は大好きなのですが、ビッチ系じゃないので読みたいです(笑)ふんわりとした作風は変わりないのですが、ニコニコふわふわしながらようちゃん傷つけちゃうなおちゃんがね。。。

それでもようちゃん、よく想い続けたなぁ~というのが一番心残った印象です(o^―o)

ということで、感想でした!

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